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老犬と病気 膀胱炎になった栗さん13歳

膀胱炎は突然に。


ある日の夜に、栗さん「ハーハー」という息使いで目を覚まし、喉が渇いたのかと思い抱き上げてリビングに降りてきました。相変わらず「ハーハー」と言いながら、しばらくするとせわしなく歩き回りながら、おしっこをリビング中に撒き散らしました。
これはおかしい、きっと膀胱炎だわと思い、翌日病院へ。
実は栗さん、我が家にやってきてまだ2年ほどですが、膀胱炎になったのは2回目で、前回もリビングに撒き散らしています。

病院へ受診する時の準備


膀胱炎の疑いがある場合、病院では必ず尿検をします。オットと二人で病院に連れて行ける時は、病院で尿を取りますが、一人で連れて行く時は、自宅で尿を取ってから病院に行くようにしています。
一人だと、カバンを持って、リードを持って、尿を受ける容器を持って、と、とてもワチャワチャしちゃうので、家の慣れた場所でおしっこを採取して病院へ。

尿の採取に必要な道具


尿の採取に必要な道具は、
・深めの紙皿(未使用・新品)
・たれびん(未使用・新品)
・使い捨てビニール手袋
栗さんのトイレ事情は、完全外派です。なのでおしっこの採取も屋外になります。
家の裏庭にノーリードで自由にさせて、おしっこをしだすと紙皿を前に出して受けます。紙皿に受けたおしっこをたれびんに入れて完成です。栗さんは小型犬なので深めの紙皿ですが、大型犬や中型犬なら紙コップでも。
この時に大切なことは、バイ菌や不純物がおしっこに混じらないようにすることです。おしっこ以外のものが混入すると、検査に影響することがあるかもしれないので、紙皿や容器も未使用の綺麗な新品を使用しましょう。
一応、おしっこが手につかないように、ビニールの手袋をしておしっこを採取してます。

おしっこ持参で病院へ


病院へ行っておしっこの検査をお願いすると、採取した時間を聞かれるかもしれません。あまり時間の経過したものは、検査してもらえずに再採取をお願いされることがあるかも。なので、我が家ではできるだけ1時間以内に採取したものを提出するようにしています。

栗さんは膀胱炎。3回の通院


今回もおしっこ持参で病院へ。案の定、膀胱炎という診断結果で、お薬を処方していただき、抗生剤を約1週間ほど飲んで治りました。
膀胱炎が完治するように、2回目の通院でも尿検査とエコーを撮って追加のお薬。3回目の通院では尿検査だけでしたが、全部で25,000円弱ほどの金額がかかりました。

膀胱炎ってこんなの


膀胱炎とは、何らかの原因で尿管から細菌が膀胱へ入り、炎症を起こすことで、オスよりメスの方がかかりやすい疾患だと言われています。
よくある症状としては、
・おしっこのの回数がいつもより多い
・おしっこの色がいつもと違う(濁る・色が濃い・血液が混じる)
・水をたくさん飲む
ですが、
・食欲がなくなる
・元気がなくなる
などの症状が出ることも。

老犬になると膀胱炎になりやすくなる


膀胱炎はほとんどの場合、細菌が膀胱に入り炎症を起こすことで発症します。若い犬の場合は、入った細菌を勢いよくおしっこをすることで膀胱から排出することができるので、炎症を起こす前に膀胱から細菌が出ていきます。しかし、老犬になると細菌を排出する力が弱くなってくるので、膀胱炎になりやすくなります。

膀胱炎を治して予防する


膀胱炎は抗生物質の投与で治りますが、老犬の場合は再発する可能性も高いので、普段からワン達のベッドやトイレ、飲み水などの生活スペースは清潔に保ち、おしっこをあまり我慢させないようにしましょう。
我が家の栗さんのように、おしっこは完全外派の場合、外に出る回数を増やしてやり、膀胱に細菌が留まらないようにすることが大切です。
また、膀胱炎や尿路結石を予防するサプリメントがあるようなので、再発防止のために購入を考えています。

試してみたい予防サプリ

老犬なら細菌以外の原因も疑って!


症状が単純な膀胱炎であっても、細菌が入ったことだけが原因とは限りません。他の病気が膀胱炎を引き起こしている場合もあるので、「膀胱炎かも?」と思ったら、必ず動物病院の受診をしましょう。

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