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老犬介護と流動食 シリンジや注入器を使って薬を飲ませる方法

ピルクラッシャー

老犬に薬を飲ませるのは大変!

ピルクラシャー

老犬ともなると、これまで色々な経験をしてかなりの知恵を付けてきているので、薬を飲ますのも一苦労です。若い頃は勢いで食べてくれたことがあっても、
・食事に混ぜると食べない。
・おやつに包むと薬だけを吐き出す。
こんなことは日常で、病院で薬を処方されるたびに頭を悩ませます。老犬になって、まして具合が悪いと処方される薬の量や種類も増え、飼い主の頭がますます痛くなります。

愛犬に出される薬はまずい!

ショックを受けるパグ犬

我が家の梅さんは気管支が弱く、気管支拡張剤を長く服用していました。7〜6kgくらいの体で、小さめの錠剤半分が1回の量ですが、この小さなかけらを飲ますのが大変。
獣医さんによると、それほど味の無い薬だから嫌がる子は少ないのに。と言われましたが、梅さんに嫌がりようはハンパ無く、心配になったので薬を少し舐めてみました。
これがびっくり! ひっくり返るほど苦くて、水を飲んでも後を引く苦さ。なんとかしてやらないと〜。

流動食しか食べないので、薬も流し込む

固形物は何も口にしないので、少量の流動食に混ぜて流し込むことにしました。後を引く苦さなので、食事前に流し込むことですぐに忘れてくれないかなぁ。との願いもこもっています。
動物病院では粒状で処方されるので、流動食に混ぜ込みやすい粉状にするのに使用したのがピルクラッシャー(Pill Crusher)という商品です。コツさえつかめれば、硬めで大きめの粒でも簡単に粉状になります。

購入したのはこれ!

簡単に粉状になるファンタジーワールドのピルクラッシャーの使い方

ピルクラッシャー

手のひらで軽く握れるほどの大きさで、女性の握りこぶしより一回り小さいくらい。写真のように容器と蓋の二つのパーツで、容器部分に薬を入れて蓋をねじって締めていきながら薬を砕きます。

ピルクラッシャーの蓋部分

蓋の部分は丸みを帯びているので、硬い薬でも小さな力で粉にすることができるようです。少し粒が残ってしまった場合は、蓋をゆるめて容器を振って空気を入れて蓋を締め直す作業を、数回繰り返すと粉状になっていきますよ。

ATTENTION!

シリンジや注入器で流し込む

mori-nyuの注入器

粉状になった薬を少量に流動食に混ぜて、シリンジや注入器に入れます。ただ、少量の流動食をシリンジに吸い込ますのは大変なので、我が家ではmori-nyuの注入器を使っていました。この商品は、押す方の口が広いので小さめのスプーンで押す方から入れ、注入器の口を上に向けて空気を抜いてから、ワンの口に入れます。

オススメの注入器

シリンジや注入器を使い時の注意点

シリンジと注入器

シリンジや注入器を使う時の一番の注意点は、誤嚥(ごえん)です。間違って気管に入ってしまうと肺炎になったり、呼吸ができなくなってしまうことがあるので注意しましょう。
我が家でも、無理に喉に流し込むことはしないで、比較的奥の舌の上に乗せるようにしています。舌の上に乗せる量は、多すぎず少なすぎすの量です。難しいですが、最初を少量を舌の真ん中あたりに置いて、無理の無いように。

薬を飲ます時は、焦って無理にあげないで

怒るパグ犬

老犬の世話をしてきた経験から、飼い主に余裕が無くて焦って無理に薬を飲ますと、ワンもとても苦しそうです。日に日に具合が悪くなっていくのを見るのはとても辛いですが、すごく嫌がった時は、薬を飲ませるのを辞めた日もありました。
薬を飲むワンの気分だけでなく、飼い主に心の余裕が無くなってしまった時、飲ませている薬にもよると思いますが、辛くて悲しくて焦って無理に飲ませるくらいなら、1日くらい薬をお休みしてみてはいかがでしょうか。

薬を飲ますのを助けてくれる道具
ピルクラッシャー
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